自分だから悪いんだ 無数の蒼(あと)を飾る
絆(こゆび)の贈り物 父(かれ)のピントは合わない
虹が未知を悔い契(ちぎ)る 答えが問いを恋(こ)わす
足をとられて踊る舞台(テラス)で ざらつく声を聴いていた
振り上げて 涙削る 在り触れた手
僕を矯正する(しかる) ちぐはぐな
慰めが好き
視界の亀裂 振動(リズム)の乱れ 痛みで知る
“自分だけのため” あぁ 満たされる
あなたが言うから 森にひとりきり そっと刻み込む
握る袖 その手だけ
自分だけが悪いんだ 無数の意図(いと)が絡み
間違いだと喚(わめ)く 僕と常識(ピント)が合わない
迷うはずのない道で 「座っていてはダメ」と
脚が捩(ねじ)れて 折れた舞台(テラス)で 不快な音(こえ)が引き擦った
白い牢で浴びせられる 他人(ひと)の基準(ルール)
僕は知らない 間違ってない 痛みで確認(そんざい)できるもの
思い上がりで押し吐(つ)けないで
正しくないと 正しい枠を言葉で打つ
“自分達のため” あぁ 縛られる
どんなに泣いても 小石(しるし)が途切れて もう帰さない
辿る方法(もの) この手だけ
ふたつが消えて みっつになって 嘔吐した(えずいた)日々
それでも走って あぁ 帰りたい
自分がないから あなたが教えて ずっと刻み込む
握る袖 その手だけ
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